オハネフ25形2000番代
 JR九州は「ソロ」「レガートシート」に続き個室寝台車の中で最も乗車効率の高い「デュエット」(2人用
個室寝台車)を基本として、JR九州版に設計変更し、平成3年「なは」に投入することにした。2階建て2
人用個室が11室で構成され種車は連結位置の関係からオハネではなくオハネフ25形となり、従来の
番号に2000番代を冠した。また改造工事は全て小倉工場とし3両登場している。
主な改造内容は寝室を1階に6室・2階に5室で枕木方向とし、1階の天井中央部は吹抜けとした。2階
は階段を室内に含み1・2階共入口は引戸である。また寝室の他に出入台側に機器室として1室を設け
リネンやオーディオ機器を格納した。個室側構体は寝室の窓配置が変更となるため全面的に取替えた。
通路は従来の位置であり通路・出入台・個室・階段の各部はタイルカーペット敷きとした。
個室は幅1900o・奥行1945oで、ホテルの調度品を意識して調光スイッチ付壁灯、4チャンネルのB
GM装置、冷暖房調節装置、目覚まし時計、便所使用知らせ灯、換気扇等がありこれらは集中コントロ
ールパネルで操作できる様になっている。側窓カーテンは巻取り式、個室扉にはセキュリティーを考慮し
てテンキーシステムによる鍵を備え付けている。また温風暖房器、足元灯、読書灯、鏡、灰皿等も取付
いている。
2106・2108はオハネフ25 100番代、2209が200番代からの改造となっているので車掌室側の
妻板形態が平妻・折妻と異なっている。また車体塗色・飾り帯は種車のままなのでステンレス帯が先の
2両は下の帯が貫通幌脇まであり、2209のみ妻コーナーで切れている。台車はTR217C。
平成20年廃区分番代となっている。

オハネフ25 2106

2003・8 大阪駅


ステンレス帯


1976・8・24(新潟) オハネフ25 106
1991・3・20(小倉) オハネフ25 2106

2008・9・6   廃車
オハネフ25 2108

2005・9 竹下駅


ステンレス帯


1976・8・24(新潟) オハネフ25 108
1991・4・20(小倉) オハネフ25 2108

2009・2・25   廃車
オハネフ25 2209

2003・8 大阪駅


ステンレス帯


1977・12・8(富士) オハネフ25 209
1991・3・20(小倉) オハネフ25 2209

2008・12・30   廃車


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